デュエルエクスマキナ 今環境を振り返る
来たる2017/7/6(木)デュエルエクスマキナ(以下DXM)に新旋風、初の大型拡張パック【メシーカ】が参入する。
2017/3/30にサービスインしたDXMは現在までに小型拡張【烈火の群狼】を経て、総カード数324枚。(らしい。)
今ある環境は今だけのもので一度新しい環境を迎えればこれまで露出の多かったカードも全く見なくなるかも知れないし、これまで埋もれていた意外なカードの活躍が見られるようになるかも知れない。
新環境の到来を目前に控えたいま、今回は現在の環境における各勢力の特徴や代表的なカードを振り返り、整理したいと思う。
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◆ニュートラル
今環境におけるニュートラルカードは初期プールということがあってか、汎用性が高くて強力な(鉄板と言い切れる)カードが多く、ネガティヴに捉えるならば、それがデッキ個性を失くす最大要因だったと考える。個人的にカードゲームにおいて鉄板カードというのは無い方が良いし、思考を挟む余地すらない程のパワーカードが何枚もある今環境は好ましく思っていない。
ただしニュートラル・三種の神器(デーモンスネイル、ゴーレム、サナム)はどれもこのゲーム特有の概念であるマスやレーン配置を強く意識させるカードであったため、これは敢えて派手で分かりやすい能力を彼らに持たせたことで提供元DeNAがユーザーへ仕様の普及と学習を意図して促したように考えられる。
説明不要なおなじみのパワーカード3種
その後に登場した【烈火の群狼】の「召喚時ダメージを与え合う」はそこから半歩先、相手のリターン行動の予測を促しているし、これまでの3ヶ月はDXMの独特なルールや概念を学ぶ一種の裏チュートリアルだったと解釈できなくもない。収益が実を結んでいるかは知らないが、実際に身を削ってユーザーへ段階的な学習を促しているならば、それは好意的に捉えていいと思う。
初期配布のレジェンダリー《水晶術師 ジアー》。ウルモルの集落やターニア、アテナのガーディアンパワーなど相性の良いカードは多く、前後列を学ぶ良い教材だった。
今環境は厳密に言うと最初期と小型拡張【烈火の群狼】追加後の2つに分けられる。
最初期に環境を席巻したのがオリンポスーミッドレンジとルクソールーコントロールだ。(烈火の群狼追加後はルクソールの席へアスガルドが座る)
オリンポスにとって《エルフの地術師》は作成した海洋地形が一部速攻持ちのトリガーとして機能し、最初期から烈火〜追加後まで大いに活躍した。《ソベクの怒り》を搭載したルクソールやアスガルド然り、今環境におけるひとつのキーは、「地形の恩恵を甘受できたか」が大きなアドエッセンスだと考えており、2/2/2の高水準な地術師を利用した上で後の地形も活かせるカードの存在した勢力が強かったように思う。
抜群の安定感に寄与した影の功労者《エルフの地術師》
最初期における環境のもう一翼ルクソールにとって《ウルモルの棟梁》はピックしておきたい。棟梁の生成した「ウルモルの集落」から繰り出される無限に蘇るゾンビウルモルは、豊富な各種AoEの盤面リセットと相性良く、高コスト帯に優秀なカードの多いルクソールの、〝ユニット数をあまり展開できない弱点〟をケアし、総じて親和性が高い。攻守両用継続的に盤面へ影響を及ぼすその効果は見て取る地味さより遥かに大きかった。
同じく攻守両用、《人造獣 カオスキメラ》も好まれた。烈火の群狼追加後はアスガルドの台頭があり、全体的にスピード感が緩和されドッシリ腰を据えたバトルが増えたために、現在では多くの勢力で使用される。
使われて判るウザさ《ウルモルの棟梁》
ハンドの枯れた終盤に叩きつける脅威《人造獣 カオスキメラ》
最後にメタカードをおさらいしてニュートラルを締めたい。環境に対するメタとしてニュートラルから多くのカードが採用された。
《彷徨えるゴーレム》との数少ない等価交換を目的に採用され、腐る場面の少ない除去カード。《森獣の要撃》
特定の危険カードを意識し採用される確定除去。烈火の群狼後採用率が増えた。《焔蛇の激昂》
特に対ルクソール戦において、弱体化されたユニットをそのままフィニッシャーへ転化させる正に切り札的存在となった。《外科医 ベリザリオ》
刺されば5/5展開+除去で盤面をひっくり返すパワーを持つ。スキルが使用できずとも5/5のため腐らない点が非常に有用。能力的に今後も価値を高め続けるであろう《ホムンクルスのサルファー》
烈火の群狼追加後に台頭したアスガルドを意識して採用されることが多い。AoEが優秀なアスガルドにとって確定除去に割けるデッキ枠はあまり無く、なかなかに刺さるのだ。《死王 リッチロード》
◆オリンポス
各勢力に入っていく。今環境におけるオリンポスの人気と実力は初めからで、DXM最初期において環境の一翼ルクソールへ一方的にアドが取れたことから当時最大勢力となった。また、デッキ作成コストが比較的安価であったことや、MTGプロプレイヤー滝村和幸氏が開発したミッドレンジオリンポスがランクマッチ1位を取り周知したことも大きい。
個人の使用デッキ。滝村氏のデッキがベースになっている。
今環境のオリンポス勢力、最大の特徴に豊富な速攻持ちが上げられる。オリンポスの速攻持ちはそのほとんどが大変有用で甲乙つけ難く、複数枚採用し多重起動することでオリンポスのひとつアイデンティティを確立し、その存在を誇示したように思う。速攻はスキル自体が召喚酔いの概念を無視する大変強いもので、レーン概念と相まって先へ、先へと相手をリードした状態でゲームメイクできる。
よく働きました。《オリンポス 各種速攻持ち》
相手プレイヤーへ直接ダメージを与える点も優れていた。その中でも特筆したいカードは《ケラウノスの制裁》。オリンポスは小・中型ユニットによる高速展開が得意な反面、対向に護衛持ちや大型ユニットを展開されるとそこに多くのリソースを割くことになり、一度防戦に回ると滅法弱い。このカードは届かない一打、本来止まる流れをこじ開けて相手のフェイスへ継続アプローチを可能とさせたことで、大変価値ある一枚となった。
この一枚に救われたシーンは多い。《ケラウノスの制裁》
ユニット展開+フェイス2点という離れ業で無類の存在価値があったと言える。《テーバイの重装投槍兵》
フェイスへ打てて本当に良かった。《ハルパーの追撃》
ハマった時の異常なDPS《サテュロスの短弓兵》
その他、脇を固めた優秀なカードたちは以下。
立ち上がり局面で盤面に与えるプレッシャーは非常に大きい。《テーバイの重装歩兵》
本人が持つポテンシャルの高さから相手のヘイトが集中する《海侵神 アンピトリテ》
ハデスのガーディアンパワーでパンプしたり、2/2の対向に展開すれば相手の動きを止めることができる。正に変幻自在。《多頭竜 ヒュドラ》
今環境において個人がこの勢力に持つイメージは良い。レーンや前後マスの独特な概念を理解した上で、オリンポスの戦略は多くの場合でシーソーゲームよろしく、点の取り合い。時間軸を見ながらフェイスに加点することを念頭に置き、互いのDPSを把握、相手の脇の甘い場所を叩いて点を積み上げることを行うので、DXMの仕様をよく体感できた。
今後も良い意味で各勢力パワー調整のベースになるといいと思う。
◆ルクソール
今環境、特にDXM最初期におけるルクソールのスター軍団感は相当なもので、開幕当時オリンポスと二大巨塔を築いた。全体的に高コスト帯にテキストを三度読みしてしまうくらい破格で飛び抜けた性能のカードを多数有している。
今環境へチューニングした個人の使用デッキ。
今環境ルクソールの特徴はAoEの数と高性能カードが豊富であるという2点と考える。
AoEは《大気神 アメン》を筆頭に4/6/8/9コストと中盤以降ひしめいていて、盤面コントロールは非常に手堅い。盤面リセットを利用して自身のユニットの展開操作をし、ハンドアドを作り出したりできる。
高性能カードについては多数あるが、中でも特筆するなら《冥獣 アメミット》になる。このカードは後列展開すると放っておくだけで毎ターン2点ダメージフェイスへ行くというブッとんだ性能で、前列に壁を置いて存命した分モリモリ相手のライフを削ってくれる。盤面の分が悪ければ《セクメトの殺戮》に逃げても高耐久で生き残り、タイプも持っていないため《ホムンクルスのサルファー》でも潰せず、確定除去スペル以外の対抗策が極めて難しい。
ルクソールの高性能カードの多くはカード能力と引き換えに、コストが重く同ターンに多重展開できないことでバランスを取っている。
最重要ユニット《冥獣 アメミット》
一枚でライフ差10。《ファラオマスクの呪い》
ベリザリオなどの対抗策が取れない場合、そのユニットは実質退場同然なので、非常にコスパのよいスペルと言える。《セルケトの息》
放置した分2/1ミイラ《葬送神 アヌビス》
その他、脇を固めた優秀なカードたちは以下。
立ち上がり局面の壁+スペルサーチ《メンネフェルの踊り子》
前列に置けば餌食《蠍人 ギルタブリル》
ルクソールは【烈火の群狼】登場後、同勢力の追加カードが個性の強いものであったことと、相対的に他勢力が強化、また「召喚時ダメージを与え合う」などのスキルによって時間軸の回転が早まったことによりスロースタートである同勢力にとって向かい風となっていて、最初期と比較して現在の露出は1/5くらいにショボくれている。
ユニットの能力をいじったり、変則的な飛び技が散りばめられてるので中・長期視野でも比較的腐りにくいカードが多い勢力だと見ている。
◆アスガルド
今環境におけるアスガルドは最初期からオリンポス・ルクソールの二大巨塔に差し迫るポテンシャルを感じさせる力があったところ、【烈火の群狼】の追加で爆発。他勢力との力の差を決定付けた。今環境の終わる現在、オリンポスと並び最多勢力となっている。
個人の使用デッキ。「THE FAT」
今環境アスガルドの特徴はオールレンジであったことと、高性能な中・大型ユニットが豊富である、ということの2点。
オールレンジであるということの要因として、回復力と除去力がある。アグロ寄りな相手には主に《療法手 シギュン》や《ドワーフの炊事番》らによって延命し、盤面の分が悪ければ《バルドルの閃光》や《グングニルの穿通》によってクリア。自身が得意とする中・終盤へ安定感を持って進行できた。またスロースタート寄りな相手にも後述する優秀な大型ユニットの存在によって力負けせず、全ての型の相手に同等かそれ以上のパフォーマンスで試合展開ができた。
元来不利マッチであった対アグロとの戦いにおいて生存率を大幅に上げることに貢献した。《療法手 シギュン》
最初期からマストセレクト《ドワーフの炊事番》
小型除去はもちろん、終盤戦ジアーの水晶割りや自軍大型の前へ捨て壁として雑に置かれた小型除去、トールへのムチ打ち等々、終始使える《バルドルの閃光》
氷ディレイが体制立て直しの起点となるケースもある《グングニルの穿通》
高性能な中・大型ユニットについてピックしたい。特筆すると中型からは《百戦神 テュール》、大型からは《雷電神 トール》をピックしたい。
テュールはアスガルドにとって烈火の群狼によりもたらされた最大の恩恵だ。中型展開、除去、バフ、それらをたった一枚、5マナの投資でやってのけてしまう、環境破壊カード。テュールの登場によって様々なカードが生き返り、活躍の機会を得たが既に本人の弱体化が決まっている。
トールについては、スタッツ・スキル共に申し分なく同マナ帯の5/5と有利交換する点、耐えた分だけフェイス2点を積み上げ、入れない理由を見つける方が難しいくらいの最初期から一線で活躍し続ける頼れる兄貴的存在だ。
マナ、攻撃、耐久、能力、どれをとっても超一級のカード。ゲームに勝ち、多くの引退者を作ったであろう《百戦神 テュール》
素出しで強いのにサイズアップする!中〜終盤のリソース消費合戦を制する投石《アスガルド 氷河乗り各種》
相手にAoEが無ければそのままゲームを決めるパワーカード《戦略神 オーディン》
その他、脇を固めた優秀なカードたちは以下。
スタッツ・スキル両面に優れたユニット。《大地蛇 ヨルムンガンド》
高品質のバッファーが優位な盤面を作る《霊鹿エイクスュルニル》
使いやすい軽量除去。《スカジの氷矢》
最初期における対アグロの功労者《傭兵 ハスカール》
全カード通して最軽量の確定除去《ヘルの招来》
奇襲性に富んだバフ。ジアー同士など膠着した盤面に打つと抜群に強くそれだけでゲームを決める破壊力を持つ《ミョルニルの掲揚》
烈火の群狼によってテュールとシギュンを迎えたアスガルドは、今環境において確実に最強勢力であったと考える。デヴェロッパーはテュールに対してどのような試行を施し世に出したのか分からないが、これぞ正に田中Pの公言する「これって無理ゲーだよね」という状況が作り出されていた様に思う。100戦100勝とならないのはそのプレイヤーの構築/プレイング/ドロー運が作用するからであって、単純なカードパワー比較で他勢力にとってテュールは間違いなく無理ゲーであったと個人では考えていて、運営の仕方にものすごく疑念を持った一件だった。
幸いにもテュールは弱体化が本日実施され、新弾をクリーンな状態で迎えることができる。予てからデッキへ同じレジェンドを複数枚投入できることに個人は批判的なため、このままレジェンドゲーに突き進まないことを願うのみ。
ちなみに、個人は最初期からアスガルドが一番好きな勢力であり、それは今も変わっていない。
◆イズモ
今環境のイズモは相対的な印象として存在感が薄かったとどうしても言わざるを得ない。ゲームの回転数はオリンポスを上回る超アグレッシヴな高速展開が可能でハマった時の爽快感は光るものがあるものの、盤面コントロールの面においてその弱さを最後まで払拭できなかったように思う。
個人の使用デッキ。守りを捨てた片道切符の捨て身型
イズモの振り返りについては特徴(強み)に加えて、少し趣向を変え残した課題についても掘り下げたい。
今環境イズモの特徴に、優秀な軽量スペルの存在がある。特に1/2コストのバウンススペルは全カードを通して見ても屈指の性能を持っており、相手の大型をバウンスして数で圧倒するムーブが強かった。
乱波や他の小型と交換。優秀なバウンス《天狗隠し》
超高性能と言い切れる指定バウンス《鬼切の誘引》
使い勝手のいい《風魔手裏剣の投擲》
優秀《イズモ 軽コストスペル》
では、残した課題についてはどうだろう。イズモがゲームを決めきれない、露出の少なさにもそれが現れていた最大の要因は、詰まるところ中・大型ユニットの不在と考えている。各勢力がそれぞれに個性を持ち、イズモの設計は小型ユニットもスペル同様に優秀なものが数多く存在する。
精鋭揃い《イズモ 小型ユニット》
それらを同ターンに序盤から多重・高速展開できている時はいいが、小型なため当然耐久性はなく、ひとたびオリンポスの速攻やハデスのガーディアンパワー、ルクソール、アスガルドが所有するAoE、トリニティの鉄壁、護衛らで倒されるとハンド枯渇、ジリ貧を起こす。《怪異 コダマ》を使ったスペルイズモが一定の人権を得たのはハンド枯渇を解消したからだろう。中・大型ユニットの不在がハンド枯渇を引き起こして負けると個人は考えている。
イズモの到達した1つの回答、スペルイズモのキーカード《怪異 コダマ》
どれも強いが、盤面維持は難しい《イズモ 中・大型ユニット》
個人的に今回のテュールに近いような勢力の顔となるスターが中・大型に一枚出るとかなり違う気がしている。他勢力と個性の差別化を明確にするのであれば、ハンド枯渇の解消や更なる高速回転を拡充してあげなければ厳しいと感じる。
今環境はイズモにとって決して良い戦場だったと思っていないが、ツクヨミのガーディアンパワーの独特さなど良いものをたくさん持っている勢力なので新環境に期待したい。
◆トリニティ
今環境におけるトリニティは苦手な相手も得意な相手も無く、虎視眈々と王座を狙い続けたダークホース的存在だったように思う。結局最後までその地位に座すことは無かったものの、一貫して高いポテンシャルと一定数の人気を獲得し続けた勢力である。
個人の使用デッキ。
今環境トリニティの特徴はランプと全マナ帯通して平均点以上のユニットが揃っていたことが上げられる。
ランプの象徴となったのが《聖堂領の修道女》と《聖樹の杯》だ。修道女は終盤完全に腐る弱さを持つものの、立ち上がり局面に展開すると常に相手より優位で堅牢な盤面を作り続け、全ゲームを通して相対的に大きく貢献した。杯は奇襲性に富み、前倒しで駆り出される《彷徨えるゴーレム》や《ロードスの聖騎士》など、立ち上がり局面の中型光速展開や、中盤の圧されているどうしようもないような場面を救った。
ハデスのガーディアンパワーに倒されることも多かったが総じて使用して損が絶対に無かった《聖堂領の修道女》
あらゆる場面で使い所の多かった《聖樹の杯》
相手も恩恵がある点で一見嫌厭しがちだが構築を重めにすれば相対的アドに繋がった《聖鳥カラドリウス》
《トリニティ その他ランプ》
ランプしたそのアドバンテージの受け皿がトリニティには揃っており、片手落ちとならず甘受できた点も欠かせない。トリニティには全マナ帯通して平均点以上のユニットが揃っている。《ロードスの聖騎士》は決して得意な相手とはいえない展開の早いオリンポスに対し、その流れを断ち切るのに貢献したし、《人面獅子 マンティコア》はランダム性があるものの大型ユニット展開+除去としてシーンを選ばずに使用できる汎用性の高さを持っている。
スタッツはやや物足りなさがあるものの護衛が光りオリンポスには一定以上の仕事をした《ロードスの聖騎士》
高い採用率を誇る汎用性の高い大型《人面獅子 マンティコア》
1マナ重いゴーレム。少し語弊もあるかも知れないがゴーレムを4回使えると思ったら優秀だろう。《聖堂領の重騎兵》
サナムはほぼ全デッキに入っているような状態の中、使い所は無くならなかった《火竜 ウェルシュドラゴン》
トリニティの顔でありリーサルウェポン。《堕天使 ルシファー》
その他、脇を固めた優秀なカードたちは以下。
立ち上がり局面の頼れる存在《聖堂領の格闘教官》
派手さはないが確実性のある《マスティマの誘引》
ATKが高めのトリニティにハマるコスパの良い除去《ベリアルの炎》
ルシファーサーチ《聖告の大天使 ガブリエル》
サナムへの回答《ヴェネツィアの戦車》
分かり易い良性能《聖護の大天使 ミカエル》
リーサルや緊急脱出に《メタトロンの決闘場》
トリニティは小粒揃いで天下を取るポテンシャルは十分に満たしていたような印象を持っていて、実際最強アスガルドを使用の際に一番負けが多く苦手意識を持っていたのがトリニティだった。
《火竜 ウェルシュドラゴン》を筆頭とする「前列を咎めるカード」が折角あるのに自身もサナムを使用することで《ヴェネツィアの戦車》が使いこなし切れなかったり、それらの露出があまり無かったことは勿体無かったように感じている。
まだまだ伸び代を残している可能性のある勢力だと感じているため、新環境ではどのような力を発揮するのか期待したい。
◆最後に
デュエルエクスマキナが世に出てから3ヶ月。テュール登場から個人の稼働は減ったものの、個人としては前段で述べたようにこれまでがチュートリアルでこれからが本番、と期待を寄せている。
新環境に寄せる期待はいろいろあるが、今回は一切事前情報に目を通さないでいる。
個人的には現在完全に産廃化してる地形生成ガーディアンは上方修正を受けないまま、カード追加だけで使用されるようになるのかが大きな関心事。少なくとも今環境に出番はまるで無かった。
遠くない未来、昔のテュールは悪さしてのぉ〜ふぉふぉ、とか新規に古参ぶりたいので、新環境、成功しますように!←
長くなってしまったが、最後にデュエルエクスマキナ黎明期を戦い抜いた全ての勢力・カード達へ親愛を込めてこの場を締めたい。Thank You!!